ファミリーキャンプで一泊二日するために必要な道具をたくさん購入しました。
その中で最も高額だったのが、もちろん「テント」です。高額な買い物になるので1ヶ月近くどれを買おうか悩みました。。
今回はそんなキャンプ初心者の僕が、テント選びにあたってどのようなことを重視し、最終的に買ったテントはどんなものかについて書いてみたいと思います。
テントに求めた条件
僕がテントに求めた条件は以下になります。
- 値段:タープと合わせて9万円以内
- 広さ:大人2人、子供2人が十分に寝れるスペース。3人目が生まれる可能性もあるので5人以上。
- 設営:初心者でも簡単なこと
- デザイン:家族のテンションが上がるおしゃれなデザイン
- 機能:前室があること(靴を置くときにあったほうが便利という声が多数あるため)
- その他:キャンプ場であまり被らないこと
耐水圧はそんなにハードなキャンプをするわけではない(つまり雨の日は基本キャンセルする)ので、こだわりません。
スカート付きかどうかも真冬にキャンプをするわけではないので、ここもそこまで重視せずです。
実際に検討したテント
インターネットや大型アウトドアショップに足を運んで様々なテントを見ましたが、最終的に迷ったのは以下の5つでした。
コールマン タフワイドドーム
価格:★★★★★
居住性:★★★★
設営のしやすさ:★★★★
オシャレ度:★★
被らないか:★
■メリット
おそらくテント購入を検討する際にほとんどの方が候補として上がるであろうテントです。
口コミもよく、何といっても約3万円というコストパフォーマンスは最強のテントだと思います。
デザインや他の人との被りを気にしない方はもうほとんどこのテントで決定しても全く不満はでないかと思います。
高さもあるので、内部の居住性もバッチリです。
■デメリット
そんなメリットだらけのコールマンタフワイドドームですが、前室がないので、夜はテント内に靴を持ち込む必要が出てきます。
また、これだけコストパフォーマンスが良い名品なので、キャンプ場でめちゃくちゃ被ります。先日行ったキャンプ場でも3〜4割はコールマンタフワイドだったと思います。
■検討結果
価格には惹かれたものの、テント内に靴を入れたくないのと、「とにかく人と被る」ということは避けたかったので候補外にしました。
スノーピーク アメニティドームM
価格:★★★★★
居住性:★★★
設営のしやすさ:★★★★
オシャレ度:★★★
被らないか:★
■メリット
タフワイドドームと並んで初心者に必ず検討されるのがスノーピークのアメニティドームです。
高いブランド力と品質の高さが強みとし、その分高価格に設定しているスノーピークですが、このテントはエントリーモデルとして、32,800円と求めやすい価格になっています。
安いからといって品質を落としているわけではなく、ベテランキャンパーからも高く支持される作りになっています。
高さはタフワイドドームよりも低いものの、その分風に強く天候が悪化した場合も安心です。
また、前室を広くとっているため、靴をテント内部に入れ込まずに保管しておくことができます。アフターケアサービスも充実しており、設営もyoutubeなど動画で詳しく解説されているので、どなたでも簡単に設営ができると思います。
エントリーモデルとして価格を抑えてスノーピークのファンになってもらうというのは上手いマーケティング戦略ですね。
■デメリット
タフワイドドームと並んでこのアメニティドームもとにかく人と被ります。
これも体感でキャンプ場の3〜4割はアメニティドームを見かけます。もしかしたら最近はスノーピークの知名度が上がっているので、タフワイドドームよりも多いかもしれません。
被らないということ気にしない方、またテント内に高さを求めず、風に強いという安全性の方を評価するという方はアメニティドームを選んで間違いないと思います。
■検討結果
やはり僕は人と被ることは避けたいなと感じていたので、アメニティドームも選びませんでした。
しかし、最後の最後まで検討には残りました。それほどコストパフォーマンスが良い製品であると思います。
ロゴス Tepeeナバホ400
価格:★★★★★
居住性:★★
設営のしやすさ:★★★★★
オシャレ度:★★★★
被らないか:★★★★
■メリット
こちらもファンに根強い人気のロゴスのテントタイプのシリーズです。
Tepeeの良さは何といってもそのデザイン。ロゴスらしいめちゃくちゃオシャレなデザインです。キャンプ場でこれを設営したらとても目立つと思いますし、実際に口コミでも愛着を持っている方の声は多数見られます。
しかもあまり被ることはありません。先日行ったキャンプ場ではロゴスのTepeeを設営している人は一人も見ませんでした。
価格も約3万円とタフワイド、アメニティドームとほぼ遜色ありません。
また、何と言っても初心者に嬉しいのが「ワンポールテント」であること。ポールは一つ立てれば良いだけなので、設営はめちゃくちゃに簡単です。慣れれば10分ほどで完了するようです。
■デメリット
気にならない人にとってはデメリットではありませんが、センターにワンポールを置く形式のため、テント内部の中央にポールが置かれます。
Tepee400であれば内部は外見よりもとても広いものの、中央に柱があるのが煩わしく感じる方はいらっしゃるかもしれません。実際に僕の家族からはセンターワンポールは不評でした。顔と顔を見ながら会話するときにポールがちらつくというのがその理由です。
また、前室はないので、靴はテント内に入れる形になります。
MSR パパハバNX
価格:★★
居住性:★★
設営のしやすさ:★★★★★
オシャレ度:★★★
被らないか:★★★★
■メリット
アメリカの登山系の道具に特化したメーカーMSRのテントです。
登山系に特化したブランドらしく軽量性と設営のしやすさは他のテントと比べて群を抜いています。収納もコンパクトにまとまり、とにかくキャンプ道具を軽くしたい、コンパクトにしたいという方にとってはベストな商品だと思います。
■デメリット
登山に特化したテントのため、居住性はその分悪いです。4名用のサイズもありますが、子供が育ってきたらかなりキツキツになるかと思います。
また、価格も他のテントに比べると高いです。私のようにファミリーキャンプ用途のみで考えている場合は、どうしても軽量化したいというニーズ以外でいうと選ぶメリットはあまりないと思います。
■検討結果
価格面と軽量化に対するニーズはそこまで大きくないため、また、子供が育っても長く広々と使いたいニーズがあるためこちらも選びませんでした。
最終的に購入したテント
以上、4つが検討したが購入にはいたらなかったテントの紹介でした。諸々悩んだ末に初心者キャンパーの私がテントデビューとして購入したのはこちらになります。
ロゴス グランベーシックトンネルドーム
価格:★★
居住性:★★★★★
設営のしやすさ:★★★
オシャレ度:★★★★★
被らないか:★★★★★
■メリット
ロゴスの2016年の新作シリーズ「グランベーシック」シリーズのトンネルドームになります。
グランベーシックはその名の通り、グランピングキャンプに近いようなプレミアムな体験を届けたいというのがコンセプトでして、キャンプに対するラグジュアリーさ、オシャレさを重視したシリーズになっています。
このシリーズ、新しいモデルだったのでネットで調べているときは全く候補にはならなかったのですが、アウトドア専門店で設営されておりそこで初めて知りました。
まず、何といってもこのアイボリーカラーと流行りのトンネル型の形が非常にオシャレです。また、新しいシリーズなのでキャンプ場で被ることもほぼありません。キャンプ場で広げても存在感ありますし、何よりオシャレなので、家族がとてもテンションがあります。(奥さんがかなりこのテントには一目惚れしていました)
しかも、2ルーム型なので、タープを張る必要もありません。インナーテントは吊り下げ式なので、寝るとき以外はスクリーンタープとしても利用することができます。
設営も3ポールしか使わないので、比較的楽に設営することができます。
■デメリット
まず価格です。2017年5月現在の価格で89,640円という価格になっています。。これは中々初心者にとっては手が出しづらいです。
また、2ルーム型なので、これまで紹介してきたテントよりも重量もあり、コンパクトな収納力も劣ります。大型のテントなので、ある程度のサイトの広さがあるキャンプ場でないと中々広げづらいというデメリットもあります。
グランベーシックトンネルドームに決めた理由
僕がテントを選ぶ基準で重視していたのが、初心者なので「キャンプに行くことへのテンションの上がてくれるかどうか」です。
僕は新しく始める趣味はまずは形から入るタイプなので、テンションが上がる道具かどうかというのはかなり重視します。
グランベーシックトンネルドームはそのデザインやカラー、他人とキャンプ場で被らないというところにビビッと来てしまいました。特に奥さんがかなりこのテントを気に入っており、キャンプに行くことへのワクワク感を維持するにあたっては、多少価格が高いものの悪くない選択肢だと感じ、思い切って購入しました。
あくまでも僕の物を選ぶ基準が上記なだけであって、他者と被ることやデザインをあまり重要視しない方であれば、確実にアメニティドームやタフワイドドームの方がコストパフォーマンスは良いかと思います。
実際に設営してみた様子
グランベーシックトンネルドームをキャンプデビューで早速設営してみました。
最初はテントを設営するという行為自体が初めてだったため、中々手こずりましたが、二回も設営すれば慣れて、30分〜40分くらいでは設営できるようになります。
フォルムがやはり美しいです。
ロゴもいい感じです。
2ルーム型なので、前室も広いです。
中に0歳の娘がいますが、外からでもはっきり内部の様子を伺うことができます。
まとめ
初めてのテント検討。本当に色々と悩みましたが、最後は自分の満足のいくテントを買うことができました。
テントは検討していく中で「自分達家族は何を重要視するのか?」というのが段々と定まってきます。
僕の場合は、結果的に「デザイン性がよく、家族のテンションが上がるかどうか」が一番の軸だということに気づきました。デザイン性や被りに重視しなければ、おそらくアメニティドームを選んでいたと思います。
家族のテント選びの軸を明確にし、最終的に満足度の高いテントを選んでみてください。